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サブプライム問題のKY(空気読めない)な人達

無茶な貸し付けを行っていた住宅ローン会社、いい加減な評価を続けていた格付け会社、不要なまでの低金利政策で住宅バブルを生み出したFRB・・・。前項までで、サブプライム問題の諸悪の根源である輩たちを紹介してきましたが、他にも問題のある人達は存在します。そんな中でも、世間の人達の感覚と大きくずれていて、自分の行動が問題であることを理解していない、いわゆる『KY(空気読めない)』な人達を紹介します。

メリルリンチのオニール前会長

7−9月期決算で89億ドルという巨額の損失を出したメリルリンチ証券は、その責任を取ってオニール会長が辞職する事となりました。しかしその際に、ストックオプションなどの株式報酬や年金などを合わせ1億6150万ドル(約180億円)という巨額の退職金を受け取っています。会社の経営基盤が揺らいでいるというときに、責任者が大金を持って逃げる様は、世論の猛反発を受けました。

シティグループのプリンス前会長

同じくシティバンクグループのプリンス会長も、7−9月期決算で64億ドルの巨額損失発生の責任を取って辞任しましたが、やはり巨額の退職ボーナス(4200万ドル=約46億円)を受け取っていたことに批判が集中しました。

しかし、彼らが退職金を自主返納する気はさらさら無いらしく、その横暴っぷりはまさにKYの典型と言えるでしょう。結局金が目当てであって、自分たちが世界の金融市場に多大な影響を与える存在なのだという責任感を持ち合わせていないのでしょうか?

FRBのグリーンスパン前議長

アメリカの住宅バブルを作った張本人だという指摘も多いですが、本人は半ば居直っているとも受け取れる発言を繰り返しています。そのKYっぷりは、FRBの責任のページ下部にまとめています。

ウォーレン・バフェット(投資家)

世界で最も有名な投資家の一人であり、ビルゲイツに次ぐ世界第二位の大富豪とされるウォーレン・バフェットが、2007年12月末よりモノライン業界へ参入しました(モノライン問題とは?)。モノライン各社の経営悪化が伝えられる中、サブプライム関連の不良債権とは無縁のモノラインを新規に立ち上げれば、そりゃあ大もうけできるでしょう。

しかし金融市場が混乱している中での参入は、人の弱みに付け込んで金儲けする悪徳商人を連想させ、反感を持っている市場関係者も多いようです。総資産4兆円以上もあるのだから、こういう時こそ慈善事業でもすれば、好感度も上がって今後の事業もしやすくなるでしょうに・・・。金儲けするのは上手でも、周りの空気読むのは下手なようですね。

日本の福田康夫総理

KYと言えば安倍晋三前総理の代名詞(というか彼から生まれた言葉?)でしたが、現在の福田康夫総理のKYっぷりも、前任に引けを取らないものです。2008年年明けより、日本の株価は暴落していますが、「アメリカ発の問題だから」と言うだけで、何の対策を打ち出すそぶりも見せません。

一国の総理なのだから、「日本の株は売られすぎだ」と行き過ぎた市場に異議を唱えて欲しいですし、せめて「何らかの株価対策を考えます」位は言ってもらわないと困ります。元来経済にはうとい人なようですし、解散総選挙のことで頭がいっぱいで他のことにはかまってられないというのが本音なのでしょうか?

株式市場の混乱は、ローンや保険など他の金融商品に大きな影響を与え、ひいては日本経済にとって強烈なマイナス要因になる事を理解していないのでしょうか?早く市場で起こっている現実の深刻さに気付いて欲しいものです・・・。

 


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